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執筆者の写真MLT バルセロナ

サッカスクール代表がバルセロナに挑戦した理由 / #バルセロナの本音 -1

更新日:2023年10月13日

当記事からMLTブログNEW企画のスタートです!

これまで過去にMLTを通してバルセロナに挑戦をした選手/指導者にスポットを当てるインタビュー企画「バルセロナの本音」を当記事からスタートします。

バルセロナの育成サッカーに興味がある方にとっては、現場の生を肌感覚で見て味わった方々の貴重な話となります。

第一回は、2023年2月に開催した【バルセロナ”強豪育成クラブ帯同” 短期指導者プログラム】に参加された久保田勲さんにお話を伺いました。


久保田さんは現在、長野県のFCアビエスジュニアユースの監督や北杜/茅野サッカースクールの代表を務めています。日本の育成現場の最前線に立ちながら、バルセロナ短期指導者プログラムに挑戦した久保田さんのバルセロナでの経験やその後の変化をお聞きしました。

【目次】
-バルセロナ短期指導者プログラムへの参加理由/きっかけ
-現地での一番印象的な経験は?
-参加前と参加後でご自身のサッカー指導に変化はありましたか?また、選手たちにどのような影響が感じられますか?

①バルセロナ短期指導者プログラムへの参加理由/きっかけ

Youtubeをきっかけに高田純さんの存在を知りました。彼の発信する情報の信頼性や信用性に惹かれ、短期指導者プログラムにも興味を持ちました。当時、自分の中で指揮を執っているチームがうまくいっていなかった感覚があり、指導力をさらに上げたいなと感じていました。試合に勝てなかったり、トレーニングのテーマを試合に落とし込めてなかったりというような課題感がありました。


スペインはシャビ、イニエスタ 、ブスケツらが活躍していた当時の代表のプレーが印象的で、身体能力だけに依存せずテクニカルで戦術的なイメージがありました。
また、サッカーの言語化が進んでおり考え方が分かりやすく整理されているという話も聞いており、より分かりやすく選手にサッカーを伝えるヒントを得られるのではと思い、参加を決断しました。


②現地での一番印象的な経験は?

印象的な経験はたくさんありました。
UEコルネジャの活動に帯同させてもらっている中で特に印象に残っていることは、練習の強度が非常に高いということです。全然違います。より具体的にすると、相手との距離が近く接触が頻繁に起きもちろんゆっくりな瞬間もありましたが、4局面が目まぐるしく入れ替わります。また、選手やスタッフが発する空気にはエネルギーがあり、高い集中力で練習に取り組んでいました。そういった意味で練習強度が全然違いました。


それがどのように行われているのか興味が湧いて高校生や中学生、小学生、幼稚園生の各年代のトレーニングを観ていましたが、どの年代も戦術的に取り組んでいるなということが一つの気づきでしたし、驚きでした。

UEコルネジャでの帯同を通して生の感情やテンションを肌感覚で感じられたことは非常に良かったと思います。事前にメニューを共有してもらい、トレーニングに参加するという流れも良かったです。

③参加前と参加後でご自身のサッカー指導に変化はありましたか?また、選手たちにどのような影響が感じられますか?

スペインの選手たちの良さを間近で観ることで、日本との違いがより分かったし、日本の選手たちの長所も短所も改めて分かりました。外に出ることで気付くことのできた部分でした。また、スペインのサッカーコーチの工夫やアイディアも参考になる学びが多くありました。


帰国後、練習強度を近付けようと選手にアプローチしていきました。練習強度を上げるためのトレーニングのオーガナイズや声がけは意識しました。プログラム参加のきっかけであった、選手にサッカーをより分かりやすく伝えることにもバルセロナでのヒントを基に取り組んでいます。


帰国してから約半年ほど経過しましたが、選手の強度と考えるさスピードは上がった実感があります。
ただ、バルセロナで観たことや聞いたことをそのまま日本の選手に当てはめようとしたも上手くいかないという実感もあり、
日本の選手への伝え方やトレーニングへの落とし込み方は自分なりの匙加減や工夫が大切だなと思っています。


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