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執筆者の写真MLT バルセロナ

バルセロナ移住を見据え...行動の先に見えたものとは?/ #バルセロナの本音 -2

過去にMLTを通してバルセロナに挑戦をした選手/指導者にスポットを当てるインタビュー企画「バルセロナの本音」バルセロナの育成サッカーに興味がある方にとっては、現場の生を肌感覚で見て味わった方々の貴重な話となります。

今回は第2弾ということで前回の初回に引き続き、MLTバルセロナが主催をする「バルセロナ短期指導者プログラム」参加された砂川太希さんにお話を伺いました。





砂川さんは現在、この短期プログラムを経て一度日本に帰られた後に、再度バルセロナにて長期滞在で活動をされています。このプログラムに参加したことによってどのような感情が芽生え、変化が起きたのか?直撃してみました。

【目次】
-バルセロナ短期指導者プログラムへの参加理由/きっかけ
-現地での一番印象的な経験は?
-参加前と参加後でご自身のサッカー指導に変化はありましたか?また、選手たちにどのような影響が感じられますか?




①バルセロナ短期指導者プログラムへの参加理由/きっかけ

2023年夏から長期でスペイン・バルセロナに移住し、サッカーコーチとして学びを深めたいと思い、その方法を模索していたところ、高田さんの発信を拝見し、短期指導者プログラムの存在を知りました。

バルセロナへは一度も行ったことがなかったので、長期移住を本格的に検討する前の下見の趣旨も含めて2023年2月の短期指導者プログラムへの参加を決意しました。

 2022年末まで日本で中高生の指導と社会人チームの強化を担当していました。

業務内容は多岐に渡り、やりがいと責任のある立場を経験させていただいておりましたが、「新しい挑戦がしたい」「自分自身がもっと成長したい」といった想いに駆られ、海外でサッカーコーチをするという考えに至りました。



 以前より海外で活躍しているサッカーコーチの方の発信や著書を目にしており、海外の育成についてのなんとなくの知識は持っていましたが、リアルに自分の目で見て肌で感じることが最も自分の成長に繋がると考えました。

スペイン・バルセロナを選んだ理由は2つです。

 一つはこれまでバルセロナで活動されてきた日本人指導者の方々の発信に触れてきて、スペインの体系化されたサッカーに興味を持ったため。

もう一つはFCバルセロナのサッカーのコンセプトに共感していたからです。

自分自身の考えや想い、タイミングが合致したため、短期指導者プログラムへの参加に踏み切れました。

②現地での一番印象的な経験は?

最も印象的であった経験は、UEコルネジャでの帯同の日々です。自分は3週間にわたり、Infantil(インファンティル)のU-14のチームに帯同させてもらいました。

週3回のトレーニングと週末のリーグ戦。異国の地で、現地で暮らす選手たちの取り組みとコーチ陣の指導を間近で見させていただく貴重な機会でした。





スペイン語はほぼ喋れないし聞き取りもできない外国人がいきなりチームに加わるという状況に対して、帯同初日までは正直不安もありましたが、クラブスタッフ、選手、コーチ陣は非常にオープンな姿勢で受け入れてくれました。

第一監督のセルジは初回から練習後にGoogle翻訳を通じてこちらの質問に受け答えしてくれるなど、オープンマインドに驚きました。自分が逆の立場であればこのような振る舞いができるか、見つめ直す機会にもなりました。


サッカーに関して印象的であったことは選手たちとコーチ陣のトレーニングへの入り込み具合です。短い時間のトレーニングに対する集中度が素晴らしいなと感銘を受けました。選手たちは前のめりでトレーニングに取り組む。




当たり前の基準は高く、一瞬一瞬から「本気」を感じ取れます。トレーニングを進めるコーチ陣と選手たちのテンションや熱量が合致しているという雰囲気でした。身体も頭も感情もフル回転させている。帯同初日にそんな印象を受けたことは今では忘れられません。


③参加前と参加後でご自身のサッカー指導に変化はありましたか?また、選手たちにどのような影響が感じられますか?

3月に帰国後、長期移住の準備を進め、7月から実際にバルセロナへ長期移住をしました。長期移住の準備を進めている期間に小学生年代のチームの指揮を取らせていただく機会にも恵まれましたが期間も短かったため、短期指導者プログラムで学んだことを自分なりに日本の選手たちに落とし込んで影響を観察するまでには至りませんでした。





自分自身の変化として感じたことは、サッカーの学びをもっと深めなくてはならないということです。バルセロナで出会った指導者の方々の視座の高さや考えの深さ、熱量の高さに触れたことで、まだまだ自分は力不足で物足りないなと、思い起こしました。


それは現在の自分の行動の原動力にもなっています。実際に自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じる経験であったからこそ、得られた気づきでした。






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